2011年1月20日木曜日

ブラッシュアップせよ!に即対応(2)「ノマドワーキングで思考型アプリはどうなったか」

ビジネスソフトの環境はシンプルで効率の良いものに集約できてきた。さてそこで、リーダーやプロジェクトに求められる「発想や管理」についてはどうだろうか? オフィスなど場所を固定せずに仕事をすることを、ノマドワーキングというが、それによって情報の集約と整理、またそれを自由に操って、状況に即したビジネスジャッジが極めて短期間にできるとしたら?・・より生産的で、新たな仕事の可能性が見えてくるのではないか。そう思える。そこで、思考型アプリのブラッシュアップだ。

グラフィクスやワープロ、プレゼンテーションなどの生産型のソフトの影に隠れがちなのが、管理や思考系のソフト。「会社の管理職が業務の工程管理をするためのソフト」「専門のコンサルタントがシェアワークに使うソフト」なんて思ったらつまらない。一般的にあまり手を出さないソフトかもしれないが、個人が自分を、或いは家族、町内会に関わる小さなプロジェクトを管理するためにもってこいだ。ジャンルとしては以下のような感じ。

  • マインドマップ(2次元的な分岐図による情報整理)
  • タスク管理(TODO、スケジューラ、行程管理)
  • アウトライナー(箇条書き、並び替えによる思考整理)

私の使い方を紹介する。

先ず、スケジュールやTODOの管理はGoogleカレンダーが好成績。どの端末からも確認と変更ができ、管理のしやすさ、自由なアクセス権、応用性など申し分ない。 プロジェクトで行うタスクについては、未だ恰好ばかりで大成功したソフトはないが、これもGoogleドキュメントなどで補っている。

マインドマップは基本的に書き直しなどせず短時間で完結するもの。また、いわゆるノート的なアウトライナーは上下に関係を移動させまとめていくもの。これまで、クラウドで使うマインドマップサービスや、Googleドキュメントの図形描画、数々のノーテーションソフトやアウトライナーを試してみたものの今ひとつぴんと来ない。

ということで残念ながら両者とも私にはあまり合わないようだ。 私が望むのは、関係性を保ちながら2次元的に動かせるアウトライナー。マインドマップの要素を持ったアウトライナーのイメージに近い。

というと、illustratorを簡略化したドロー系のソフトでも代用できそうだが、そこはこの思考型アプリの持ち味である、それに特出した各種機能が実力を発揮する。 そこで、数年前から使い続けているお気に入りソフト「OmniGraffle・オムニグラフ」がある。

これは残念ながらクラウドサービスには対応できず、ライセンスもしっかり購入の、旧態のデスクトップアプリながら、Dropboxも順調に使えて来ているところだし。そろり、とこのソフトの使い方をブラッシュアップしていきたいと考え始めた。次回はオムニグラフの私流の使い方を紹介する予定だ。

スクリーンショット(2011-01-19 8.55.47).png

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