2010年12月14日火曜日

Apple GarageBandに"2度" 超おどろく 

進化に慣れたので脱線!?(笑:

AppleのiLifeに1パッケージのGarageBand。(私はAirを10月21日に購入したので運良く?iLife '11)

DTM歴の長い私。とは言っても、およそ20年前にヤマハの専用シーケンサーQX5を使い倒し、PC98(MS-DOS)のアプリケーション「kuwatec」(誰も知らないハズ)を愛用したのが最後。というのだから、語る資格無しと言われそう。

当時を思い出すと、サンプラーなるものが初めて世の中に出始めた頃で、私が所有したKORGのDSS-1(30万もした!)、AKAIのサンプラー、シンクラビアなんというのが出てきた頃だ。
FM音源で一世を風靡したYAMAHAのDX-7と同世代を生きたのだから貴重な体験と言えるかもしれない。名機TX-802持ってるぞ!・・とか楽器の話はそこそこにして。

シンセサイザーなどの音源を自動演奏させるための入力やそのソースの事を、単に「打ち込み」と言ったりするのだが、自分の場合、音源はオリジナルでミックスするか、サンプリングと決めていた。出来合いの物は使わない主義。「 作ったほうが早い」というのが、今の制作でもスタイルは変わらない。かつ、リズムからベース、バッキングそれら全てリアルタイム入力が私のやりかた。元を返せば、今のような高音質のサンプリングや、センスの良いバッキングパターン、幅広い選択肢が無かったから。とも言える。(幅広い選択肢は得てして、選ばされる事で作る事を忘れてしまう。という弊害をもたらすがそれはテーマが違いますね・・。)

出来合いのパターンを組み合わせて音楽を作ろうなんて一瞬たりとも思わない私は、よってGarageBandなるものは、存在は知っていても、Google Analyticsで言えば、直帰率99%のアプリケーションだったのだ。

歳は取るもの?
なんだか、ちょっと時間が勿体無くなったり、簡単にすまそうなどとヘンな欲望が出てきている私は、GarageBandを使ってみようという気になった。最近復活したトロンボーンの練習用に。である。

きっかけは、かっこいい金管アンサンブルの曲があって、自分の演奏を録音してパートを重ねて アンサンブルの練習をしたいと思い出した。では、ということでiPodのボイスメモを使い、録音→アンプに繋いで再生。これがまた恐ろしくうまく行った。iPodのマイクの性能のおかげか、非常によく拾う。

調子に乗った私は、多重録音ができるiPhone App探しにネットを走る。あった、あった。いろいろ・・。有償でも数千円だから、昔の自分なら速攻購入しただろうが衝動買いは禁物。もう少し検討しよう。ということで、手持ちのGarageBandが登場するのである。これなら、可変のリズムに合わせて、簡単なバッキングを一曲分用意できるのでは。と思ったのである。

GarageBand 11

何だか使い方がわからぬままやり始めて、まず”びっくらこいた”のが、カッコイイ。巧い。いい音。
さらに驚いたのは、演奏パターンをシャッフルできたりすること。MIDIデータだからそれも当然可能だとは思っても、ここまで精巧に取り込んで、かつ不自然さが無いデータ作りはそんなに簡単なことではない。サンプリングの技術、加工、PCのパワー・・DTMにブランクがある私は、いろんなものに同時に驚けた。

そして、へぇ〜こんなアレンジ繰り返しているだけでもカッコイイなぁ。と感心したのはつかの間。
さて、コードは? あれっ、コードは? 曲中のテンポのアレンジは? ???
どこ探しても無い。いくら探しても見当たらない。トランスポーズするのかな?マイナーパターンがあるのかな??

悩んで悩んで何分経ったろう・・ものすごいショック!
GarageBandにはそういう機能は無いのだった。
ここまでいい演奏パターンが入っていても、ただ繰り返すだけ。く、くりかえすだけぇ〜〜?

考えられないと思うと同時に、「この価格にそれ以上を求めた自分」と冷静になったり、「なんてアンバランスなソフト」と評価したり、 本当?としつこく疑ってみたり・・。
そもそもが、ちょっと音楽をそれっぽく楽しんでみたい人用であったり、シーンのBGMであったりする訳だからそれで良かったんだ。でも、贅沢な時代だなぁ・・とも。

う〜ん残念。ともかく自分の用途には諦めるしか無いなぁ。となった次第。

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